たかさんのウリマク高原便り 第152号
 
 
 久しぶりに思惟の杜に行ってきました。前にも書きましたが思惟の杜は確かに存在しているのですが鹿追町の地図には載っていません。ある林に私が勝手に名前をつけたところですから。

 蛇行して流れる小川は凍りその上に雪が積もり林の中を通る帯状のくぼみだけががその証。小川の底には流れがあってところどころ幅が広いところで積もる機会を逃した雪が水に溶けてぽっかり水面を見せているところがあります。キラキラ光る小波の下はまだまだ真冬の黒い川底。

 それでも野鳥の声が変わってきました。さえずりとまではいかないまでも明るい早口になってきましたよ。気の早いカラスはもうすぐ巣作りを始めるのでしょう。春が来るのを誰も止めることは出来ません。

 キツネの足跡が林の中をまるで木を束ねるリボンのようにめぐっています。スノウシュウをはいてそりを持って丘に登りました。ヌプカウシヌプリ(ヌプリはアイヌ語で山)が大きく手を広げるように見えています。何千年もの間ソリで下った人など来たことが無い白い斜面が思惟の杜までつながっています。スノウシュウははずしそりに乗り込んで一気に斜面を滑り降りました。GuyとLadyが真横を嬉しそうに駆け下りてきます。雪煙で私のひげもぬれてしまいました。自然に止まるところがソリの目的地。何も考えなかった瞬間があったなんて思うことさえ意味が無いくらい時間が止まったような雪の斜面でした。

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  自然の中でのびのびと・・